キフォティラピア・フロントーサ

【流通名】
キフォティラピア・フロントーサ、フロントーサ

【学名 属名+種名】
Cyphotilapia frontosa

【和名(カタカナ名)】
キフォティラピア・フロントーサ

【グループ】
Haplochromis(ハプロクロミス)

【生息場所】
タンガニイカ湖

【最大全長】
35cm(普通に育てる分には、水槽内で最大サイズまで大きくなることはない。)

【解説】
同じフロントーサでも生息地によって、地域変異種がいくつも確認されている。
流通量が多くいちば安いのが、ブルンディというタイプ。
他には、ザイールブルー、キゴマ、、、、などとある。

オスは成魚になると、頭部が盛り上がりおでこにコブのようなものが出て、全体的に黒ずんだ感じになる。成長スピードは、他の35cm級の魚に比べると、遅い方だと思う。
例として、9ヶ月で、3cm→6cm(無加温飼育、18-30度)ということがあった。

成魚になるのにかかる年数は良くわからないが、2年で9cm→27cmという話もある。
水温、餌の量、ボスが大きくなる、などの諸条件で変わってくると思われる。

個人的には、大きいが故に敬遠されているので、小さく育てても飼育できるということが分かれば、あの柄は王道のすばらしさがあるので、まちがいなくもっと普及するはずだと思う。
一番安い種類でも、ヒレや体にはうっすらと青い色が反射して、非常に綺麗。雌でも、コブが出ていない小さいオスの方が、綺麗で自分は好きである。

また、バンドが黒ではなく、茶色になる改良品種や、その他の色も流通している。昔は、安くても、ブルンディが1500円だったが、今は500円くらいからある。おそらく、養殖が盛んに行われているのだろう。中国向けあたりか?

今狙っているのは、家の中はそれほど寒くならないので、無加温で多くの魚と混泳させて餌を絞り気味で育てて、10cm以下で成魚にすることである。おそら く、群れの中で弱い位置のものは、あまり大きくならない。サイズコントロールを達成することは、市販の水槽が60cmが主力製品である日本では、これは重 要なのでは?と思われる。




キフォティラピア・フロントーサ6cm



小さい時から、成魚の特徴を持っているので、幼魚期から観賞価値が高い。
コブは、成魚の雄にならないと見れないが。



写真サイズによって、大きく見えるが、6cmの個体。
幼魚期はもう少し、体の部分が小さく、それと分かるが、これくらい経つと、大人の体型に近付いていて、区別がつきにくい。

3cmで購入後、1年弱。うちの環境では、成長はとても遅い。
しかし、小さいながら十分な色彩を放つようになってきた。

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