アフリカンシクリッドを飼う

アフリカンシクリッドを飼う

アフリカンシクリッドは、熱帯魚を初めて飼育する人がアフリカンシクリッドの飼育をしようとするというパターンは非常に稀だと思います。

自分もはじめはネオンテトラを飼育しました。
普通に飼うと、アフリカンシクリッドを飼育、数年ぐらい経ってしまうのではないいでしょうか?

それか、飼わない!という人が多い。

やはり、アフシク飼育は、敷居が高いのです。


しかし、
実際はそんなに難しく、簡単にアフリカンシクリッドを飼育できてしまいます。

自分ももっと早く、飼い始めればよかったなと思ったくらいです。

海水魚へ移ろうとしている人は、その前に、飼育してみる価値ありです。
もしくは、アフリカンを飼育せずに海水魚を飼育していて、大変で断念した方などは、ぜひ、一度、アフリカンシクリッドを飼ってみては如何でしょうか?

きれいな珊瑚礁をおよぐカラフルな魚達。それが、淡水で実現できるというてんで非常にアフリカンシクリッドは、お買い得だと言えます。

アフリカンシクリッドの飼育者人口は少なく、マニアックなようです。
グーグルで検索すると、ディスカス 飼育 で、11万件、アフリカンシクリッド 飼育 で、4.2万件です。

なんと、これだけのワイルド種(数百種類)が存在するアフリカンシクリッドグループが、ディスカス(ワイルドは、5種程度)に、負けています。

なんということでしょう。どちらも同じ中型シクリッドで、水草を楽しめないし、ディスカスの改良種は高いですし、飼育設備や餌もお金がかかるものが多いのにです。

その一方、小遣い程度でも、十分に楽しめるアフリカンシクリッドの飼育人気ないのでしょうか。

エンジェルフィッシュにも負けているのでは?6.1万件。負けました。

日本では、アフリカンシクリッドの飼育はマイナーなのです。

しかし、バブルの頃にブームがあったと。ディスカスもありましたが、何でもブームになったのでしょうが。

果たして、本当にイケテないんでしょうか?
ちゃんと飼育してみて、考えてみたいと思います。

飼育するアフリカンシクリッドは、大衆的なアフシクで、値段は安いものだけです。
これで面白くないなら、流行らないでしょうし、これで楽しければ、ビギナー向けの熱帯魚としても流行らないわけがないと言えます。

何かと条件がうるさい、アフリカンシクリッドの飼育。
アルカリ性、大きな水槽、気性が荒い。
悪い噂ばかりが目立っています。

これだけを聞いていると、だれも飼育したくなくなってしまいます。
YOUTUBEで「african cichlid」と検索してみてください。

外国のアフリカンシクリッド飼育を見ることができます。すると、得てして、巨大な水槽で、ガロンという単位で水量を表しますが、平気で1トンを超えています。

その中で、鯛みたいなアフリカンシクリッドが生簀の中をおよぐように泳ぎまくっています。

でかいリビングそして、3mくらいの水槽で、地震の心配のない国、頑丈な床、全てが日本にないものだらけです。

これを見ていると、いいなーと思いますが、自分の部屋の広さと小さい60cm水槽を見ていると、世界が違う!と感じるに違いありません。

でかい水槽があったら、でかい魚を泳がせたい!これが日本人でしょう。
けっして、でかい水槽に中型の魚を群泳させたいとは思わないのです。なぜだか。。

これを考えると、アフリカンシクリッドを飼育しようという日本人は非常に少ない気がします。
120cm水槽があったら、アロアナとかガーパイクとか買ってしまうでしょう。
安いですから。そして、ロマンみたいなものがありますね。
しかし、アフリカンシクリッドに、そういうロマンはありません。

小型美魚なら、宝石と言えますが、アフリカンシクリッドはちょっと大きすぎる。
さらに、ADAさんのブームで水槽を水草でいっぱいにするのが流行って、フチなし水槽で、オープン水槽で隙間なく水草を生やすのがはやりのようです。

アフリカンシクリッドを飼育していると、蓋なしで飼育するなんて無理とか、CO2添加して飼育するのなんて無理だということがすぐに分かります。

どう考えても、飼育スタイルが日本に合わないという事になってしまいます。
タンガニィカ湖の小型種なら、ありそうですが、マラウィ湖はギラギラで、でかいアフリカンシクリッドでいっぱいです。
いったい、どういう楽しみ方がよいのでしょうか???

1。水槽を圧迫するほど大きく育てて魚を見て楽しむ?
2。レイアウトを作り、その中を泳ぐアフリカンシクリッドを見て、なごむ?

答えはどっちも無理でしょう。

1。はそれほどまでは大きくなりません。アフリカンシクリッドは。

2。は、和めるほど穏やかじゃありません。常に、戦慄が走っています。やるかやられるか???レイアウトも無骨なものしか使えません。

もう答えは、出ている気がしますが、このままでは無理でしょう。流行るのは。
結局のところサイズがでかいということがネックでしょうか。

ショッ プで購入できるサイズが、幼魚サイズもあるのですが、アフリカンシクリッドは、成魚になった時に雌雄で発色が異なり、雄の価値しか評価されない傾向があり ます。すると、成魚の需要が結構あり、ワイルドはもちろん、ブリードでも成魚を販売しています。しかし、この成魚が、外国の広い水槽でのびのび最大限大き くされているので、日本の水槽にはでか過ぎて、調和がとれません。

そして、それを見て、幼魚を飼育しようとしている人が辞めてしまうのです。
別に、そんなにでかくならないから!という、ことは想像できないでしょう。
実際目の前にでかいのが泳いでいるわけで。

また、幼魚も本当に大きくなる種類と、中型の種類がゴチャ混ぜで売られています。
20cmの魚を大きいと感じるか?30cmの魚を大きいと感じないか?

これは人の感じ方の違いだと思います。
また、cmではなくて、重さで表現していないことで、20cmだと、200g程度の魚が30cmだと2kgもあるのに、その10倍の差を全く、表現していないのは大問題だと思います。長さは大して変わらないですが、10倍大きいわけですよ。

まして、15cmなんて小さい部類です。完全に。
しかも、最大限大きくして、そのサイズになるというサイズを明記している点が問題です。

アフリカンシクリッド飼育を増やして、もっと流通が増えてくれれば自分もうれしいので、ショップに期待したいのです。

このブログの人気の投稿

キフォティラピア・フロントーサ

アフリカンシクリッドの腹水病

アフリカンシクリッドの盆栽飼育